アメリカで”逆境”のスタバ、日本で好調な理由とは?

目次

えっ!スタバが… それ本当なの?

世界で有名なコーヒーチェーン、「スターバックスコーヒー」

通称 ”スタバ”

コーヒー好きな人ならずとも

必ず1回は利用したことがある珈琲店と言っても過言ではないよね

他にもれず僕もどこか出かけると必ずと言っていほど利用します。

そんなみんな大好きスタバが本拠地アメリカで実は ”店舗大量閉鎖” や “売上減少”

といった逆風が吹いているのを知っていますか?

なんでも北米の直営店数の約1%に当たる数百店舗の削減を見込んでいるみたい…




一方、日本のスタバは今も右肩上がり。

なぜこれほどまでに差がついたのでしょうか?

「おしゃれでくつろげる店」スタバ

この記事ではスタバの経営の裏側と、僕たち中小経営者が学べるヒントを解説しますね!



スターバックスコーヒーの起源

スターバックスコーヒーの始まりは、1971年にアメリカのシアトルで

ジェーリー・ボールドウィン、ゴードン・バウカー、セブ・シーゲルの3人の人物が創業

当初は焙煎豆とコーヒー器具の販売が中心でした。

ハワード・シュルツが入社後にイタリアのエスプレッソ文化に影響を受け

現在のカフスタイルになり、シアトルの繁華街から

世界的なコーヒーチェーンへと成長しました。

日本には1996年に東京銀座に1号店をオープン

パートナーと言われるスタッフからのあいさつは

「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」

日本のコーヒー文化と言えば喫茶店で飲むドリップコーヒー

一方、抽出したてのエスプレッソを使用した

「スターバックス ラテ」や「カフェ モカ」、「キャラメル マキアート」などの

新たな飲み物を提案したスターバックス。

コーヒーの世界を広げる新しいスタイルとして、人々の生活に浸透していきました。

ついつい行きたくなるスタバの魅力とは

スタバが日本でこれだけ人気になったいくつかの理由

① おしゃれで居心地の良い店内

「サードプレイス」というコンセプトにある洗練された居心地に良い店舗デザインや

座り心地の良いソファー、ゆったり流れるBGM。

自宅、職場に次ぐサードプレイスとしてリラックスしたり友人と会ったり

仕事や勉強ができる場所として使える。


② 魅力的な商品展開

季節ごとに登場する新作や限定商品がスタバファンの心を掴む

「次は何が出るんだろう」というワクワク感や購買意欲をうまく刺激している

そして豊富なカスタマイズができること。

自分好みのオリジナルを創ることができ、顧客に特別な体験と

オリジナルを提供している。




高品質なコーヒーとサービス

厳選されたコーヒ豆と焙煎技術。

高品質なコーヒー豆の調達から専門スタッフによる焙煎のこだわりで

常に安定した美味しいコーヒーを提供する。

スタバのイメージカラーはグリーン。

なのですが一部にブラックのエプロンをつけたスタッフがいる

このエプロンをつけたスタッフは、スタバの中でも

コーヒーに対する深い知識を持ち、接客スキル・情熱を備えた人が選ばれる称号なのだとか。

そしてお客様一人ひとりのニーズに合わせた臨機応変な対応や、心地よさを生み出す接客。




④ ブランドイメージの確立

体験の提供。

単にコーヒーを販売するのではなく、店舗全体で「感動体験」や「ワクワク感」、「非日常」を

提供している。それが多くの顧客に支持されている。

店舗自体をマーケティングの一つにし、空間、商品、接客、で得られる体験を包括的にデザインしている。




このようなことが

おもてなしを大事にする日本人に人気を博している理由ではなかろうか。

実は僕もスタバの接客に感銘を受けてファンになった一人なのだ!

場所は羽田空港第2ターミナル、国内線出発ゲートエリア店のスタバ。

10数年前に羽田空港で初めてスタバを利用した時、

注文の仕方もカップの大きさもわからない自分に笑顔で対応してくれた

女性スタッフに感動したことを覚えている。

その時にこれも顧客満足だよなって思ったのを今でも覚えている。

それ以来、搭乗ゲートが近い時は決まってスタバのコーヒーを飲んだねぇ。

2回目行った時はもうそのスタッフさんはいなくなっていたけど

平均してスタバのスタッフの対応はとても感じが良いと思う。

ここまでの内容だとどうしてスタバが…

と思ってしまう。

何がどうしたんだろう???



スタバはどこでつまずいたのか?

🇺🇸アメリカでのつまずき

 1、店舗数の飽和:都市部は出店しすぎて競合も増え、一店舗あたりの売り上げが伸びにくくなった

 2、物価高と生活コスト増:インフレで「高いコーヒー離れ」が進み、客数が減少

 3、労働組合問題:人件費や労働環境への対応でコスト増加



🇨🇳中国でのつまずき

 1、ロックダウン・コロナの影響:長引く制限で客足が激減

 2、現地競合の台頭:ラッキンコーヒなどローカルブランドが台頭し、価格面でスタバは不利に…

 3、消費マインドの変化:節約思考が強まり、プレミアムコーヒー離れ



調べてみるとざっとこんな感じらしい。

アメリカ本国と成長著しいいはずだった中国がいちばんの原因みたいだね。

スタバの2024年の世界全体の売り上げは約361億ドル(約5兆3000億円)で前年より

0.56%の微増らしいけど、最終利益は8.82%減の約37億ドル(5,500億円)。

減ったと言ってもすごい利益の額だけどね。

アメリカでのつまづきは、飽和とコスト

中国でのつまづきは、強豪と消費者マインドの変化

と言ったとこだろうか。

でも日本市場は過去最高売り上げ、2,894億円に達したらしい。

前年比14%増だってさ!

新規店舗展開や地域特化型戦略が功を奏しているみたい。



日本のスタバから得られるヒント

日本市場では依然として好調をキープするスタバ

日本独自の商品開発や立地に合わせた店舗設計、日本人の嗜好に合わせたデジタル化など

日本では消費者のニーズに合った事業展開をしている。

こう言った企業努力があって初めてお客さんに求められる店舗がになるんだということなんだね。


僕たち個人経営者はスタバのような巨大組織がやってることをそのまま真似することはできないけど

勉強できるところはたくさんある。

「考え方」、「構想の作り方」、「差異化」など。

注目する点としては

・話題性・限定性

・店舗空間

・ブランド体験・接客

・価格戦略と値上げ

・顧客理解とデータ活用


これらを分析して自分の事業に落とし込めることはないか考えるのは経営者としての仕事

あなたは経営者。

自分の事業とは全く関係のないビジネスでも考え方のヒントをもらえることはたくさん。

むしろ他業種の方からヒントを得られることって多いんだよね!




スタバが大事にしているのは「ただ商品を売る場」ではなく「心が通う場」です。

これは私たちの仕事にも置き換えられます。

例えば、あなたのお店のあいさつ。

いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」とさりげなく言ってみよう。

自分も「いらっしゃいませ」より「こんにちは」と言われた方が嬉しくないですか?

「いらっしゃいませ」には反応しないお客さんも多いけど、

「こんにちは」なら多くの人が「どうも」や「こんにちは」と返してくれる。

これは僕の店でもやってることだから大丈夫、やってみて!

その一言から自然な会話が始まり、今までよりもぐっと距離が近くなる。

お客さんと友達のような関係ができれば、不思議と商品やサービスは売れていきます。

ぜひ明日から一度、試してみてください!



ということで今回は久しぶりにスタバに行ってふと思ったことでした。



次回は事業のヒントの探し方でも書こうかな

ということで最後まで読んでいただきありがとうございます!

ではまた次回のブログで!










よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次